サーバアプリケーションの運用管理システムとインターネット


サーバアプリケーション監視システムの機能と仕組み


監視システムのクラス相関図


デモンストレーションのシステム構成図

IC99配布資料

インターネット環境下における

ネームサービスに基づいた分散オブジェクトの運用管理

(株)日立情報ネットワーク 開発センタ 勝本 孝司、栗山 淳、大平 文明、本川 祐治

E-mail : katumoto@hinet.co.jp

サーバアプリケーション障害監視システム

この監視システムでは、ネット上のサーバアプリケーション(分散オブジェクト)とネームサービスを関連付けて監視することができます。ネームサービスに何らかの障害が発生した場合、監視システムは管理者に対してネームサービスに起因した障害を示すグループアラートを通知します。管理者は、ネームサービス障害の影響を受けているサーバアプリケーションをブラウザ上で確認できます。

この監視システムでは、インタフェースを実装したサーバアプリケーションへ監視パケットを送信することでサーバアプリケーションの監視を行います。インタフェースの実装のためにコーディングが必要ですが、インタフェースの実装方法が単純なため、監視機能の拡張・保守を容易に行うことができます。

システムの特徴

    1. サーバアプリケーション(分散オブジェクト)とネームサービスを関連付けて監視
    2. 監視用インタフェースの実装によるサーバアプリケーションの障害監視
    3. → インタフェースを実装するために簡単なコーディングが必要

      → 監視機能の実装・拡張・保守が簡単

    4. Web経由で各サーバアプリケーションの障害監視の「ON/OFF」を制御
    5. CORBA2.0準拠の分散オブジェクトへ対応